ハンコン「G920」のブレーキペダルストッパーをスポンジ製に替えた結果
「G920」のブレーキペダルが硬すぎる…
ハンドルコントローラー「G920」のブレーキペダル内部には、踏み込んだブレーキペダルを押し返すためのバネのほかに、長さ2㎝ほどのゴム製のストッパーが入っています。
このストッパーの役割は、ブレーキペダルを最後まで踏み込めないようにして、ブレーキペダルのフィーリングをより実車に近付けるためだと思いますが、レースゲームの中にはブレーキペダルの調整機能がなく、最後まで踏み込まなければ効きが100%にならないものがあるので、このストッパーが入ってい限りどんなに強くブレーキペダルを踏んでもを100%のブレーキをかけることができません。
ちなみに、その最後まで踏む必要があるレースゲームというのは、初代「ザ・クルー」と「アセットコルサ」です。
解決方法
いろいろ調べた結果、ブレーキペダルの硬さを解決するには、ゴム製のストッパーを取り外すか適度な長さに切るか、または、もっと柔軟性のあるものに替える必要があるということがわかりました。
この中で一番簡単な方法は「取り外す」になりますが、ストッパーを取り外してしまうと踏み込んだ時のフィーリングがスカスカになり、実車とは違った安っぽいものになってしまうので、あまり良い方法とはいえません。
また、ストッパーを少し切ってペダルを奥まで踏めるようにする方法も、もしフィーリングが合わず、元の状態に戻そうと思った場合のことを考えるとなかなかできません。
やはり、この場合はあらかじめ適当なストッパーを準備して、そのストッパーと元からあるストッパーを取り替えた方が無難でしょう。
ストッパーの取り替え
それでは、ハンドルコントローラー「G920」のブレーキペダル内部にあるゴム製のストッパーを取り替えてみたいと思います。
① ペダル本体の分解
ペダル本体の分解方法は過去の記事「ハンコン「G920」のアクセルペダルが不調になったので自力で修理した結果・・・(前編) - XBOX ONE X のゲーム日記」を参考にしてください。
② ブレーキペダルの取り外し
裏側にある4本の黒いネジを外し、ブレーキペダルをフレームごと取り外します。
③ 軸を取り外す
次に、ナットを外して奥側にある軸を抜き取ります。手前の軸はそのままです。
④ スプリングとゴム製のストッパーを取り出す
次に、ブレーキペダルの内部から反発用のスプリングとゴム製のストッパーを取り出します。
⑤ ゴム製のストッパーを確認
下の画像の黒い物体がゴム製のストッパーです。一見すると硬そうに見えますが意外と弾力があって指で簡単に歪ませることができます。
⑥ 硬めのスポンジで代替部品を作る
ちょうど自室に以前ホームセンター「コメリ」で買った片面がシールになっているスポンジがあったので、今回はそれでゴム製ストッパーの代替部品を作ります。
⑦ 代替部品を比較
ブレーキペダルの踏み込み量が100%にならないと意味がないので、スポンジはあまり厚くならないようにします。
⑧ スポンジ製ストッパーの取り付け
ブレーキペダルのスプリングの内部に先ほど作ったスポンジ製のストッパーを取り付けますが、取り付けるというよりは「置くだけ」といった方が良いかもしれません。
あとは、元通りに組み立てれば今回の作業は完了です。
備考・その他・まとめ
約1時間かけてブレーキペダル内部のゴム製ストッパーをスポンジ製に取り替え、その後、ほぼ1日かけてテストドライブをしてみましたが、残念ながら今回の改良は「完全に失敗だった…」という判断となりました。。。_| ̄|○
理由は次の通りです。
1.踏み心地がやわらか過ぎる
2.踏み込み量が多すぎる
3.ブレーキをかけているような気がしない
プレイヤーの好みにもよると思いますが、自分にはスポンジのやわらかいブレーキフィーリングはまったく合いませんでした。おそらく、実車のブレーキペダルの感触を足が覚えているため、そこで大きな違和感を感じてしまうからでしょう・・・。
とりあえず、ハンコンでのプレイが困難な初代「ザ・クルー」と「アセットコルサ」はパッドでプレイすることにして、ブレーキペダルはまた元のゴム製のストッパーが入った状態に戻すことにします・・・
ということで、今回は失敗に終わりましたが、まだ改良を諦めたわけではありませんので、ホームセンターで何か良さそうな部材が見つかったら、また試してみるつもりです。
END