HDMI キャプチャーボードを購入(3/3)~ レビュー評価編 ~
1.今回は、レビュー評価の記事
前回は、キャプチャーソフト「OBS(Open Broadcast Software)」のセットアップまでの記事になってしまいましたが、今回はいよいよ「KINGONE HDMI キャプチャーボード」のレビュー評価を書きたいと思います。
2.動作確認環境
今回、動作確認に使ったPCの性能は以下です。PCはデスクトップ型ですが、4年以上前のPCなので性能はそこそこで、グラボも入ってません。そして、ゲームコンソールは「Xbox One X」です。
- OS・・・Windows 10 Home(バージョン1909)
- CPU・・・Intel Core i5-6400 2.70GHz
- メモリ・・・16GB(DDR3 2133MHz)
- GPU・・・Intel HD Graphics 530
- ストレージ・・・SSD1GB(HDD1TBから交換)
- 使用USBポート・・・USB3.0
3.動作確認の方法
ディスプレイ、PC、キャプチャーボード、Xbox One X を下の図のように接続し、OBSを起動してプレビュー画面でゲームをプレイしながらゲーム映像をPCに録画します。プレビューと録画した動画の品質をチェックします。
4.~ レビュー評価 ~
では、さっそくレビュー評価です。HDMI キャプチャーボードの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
①画質(★★★★★5点満点)
画質は目立った劣化もなくキレイです。OBS のプレビュー画面で普通にゲームをプレイすることができます。最大入力は4K/60fps、最大出力は1080p/60fpsです。もちろん、Xbox 360の画面も取り込み可能です。
②フレームレート(★★★★4点)
プレビュー時は管理人のPC性能だと場面によってフレームレートが落ちる時がありました。
ただし、プレビュー画面でフレームレートが落ちても、録画された動画は 60fps を保ってくれているようなので、録画した動画のフレームレートの落ちを気にする人にはおすすめできます。
③遅延(★★★☆3.5点)
遅延は少し感じる程度にあります。したがって、コントローラー操作をいつもより少し早めにする必要がありますが、少しなので一度慣れてしまえば気にならなくなると思います。
とはいっても、少なくてもあることはあるので、プレビュー画面でタイミングにシビアなゲームをプレイするのはおすすめできません。
試しにプレビュー画面で「RIDE4」をプレイしてみましたが、バイクゲームは4輪のレースゲーム以上にタイミングに厳しいので、少ない遅延でもミスを連発してしまいました。
バイクゲームは遅延があるとミスをしやすくなりますね・・・
5.Win10標準のカメラアプリで録画可能
もう知っている人も多いと思いますが、HDMI キャプチャーボードから出力された映像は、OBS を使わなくても Windows 10 に標準でインストールされているカメラアプリで録画したり画面をキャプチャーすることができます。
← Windows 10 カメラアプリアイコン
単純に「録画」と「画面のキャプチャー」ができれば良いのであれば、Windows 10のカメラアプリを使った方が手っ取り早いですね。
6.その他・備考
管理人はタイミングが勝負のレースゲームがメインなので、遅延はできるだけ少ない方がありがたいのですが、キャプチャーボードを利用している以上ゼロにすることはできませんので、なにか根本的な解決策が必要です。
いろいろ調べたところ、1つのHDMI信号を2つに分割できる「スプリッター」という機器があるらしく、その機器を使えば一方でいつものディスプレイでゲームをしながら、もう一方で録画や配信ができるようなので、近々それを購入して実際に試してみようと思います。それでは・・・。
7.~ 関連記事 ~
HDMI キャプチャーボードを購入しました(1/3)~ 開封・セットアップ編 ~ - XBOX ONE X のゲーム日記
HDMI キャプチャーボードを購入しました(2/3)~ OBS インストール編 ~ - XBOX ONE X のゲーム日記
END