シャープの50インチ4K対応テレビ「LC-50U45」の使いこなし情報

ゲームモードにあるちょっとした問題

自分がゲームに使っているシャープ製50インチ4K対応テレビ（LC-50U45）には、遅延を最小にした「ゲームモード」という映像モードがあるため、基本的に、ゲームをする場合はそのモードを選択するだけで快適にプレイすることができますが、映像処理の関係でフレームレートと発色が抑えられてしまうため、ダイナミック系のくっきりとした映像モードと比べた場合に、何となく物足りなさを感じてしまうというのが正直なところです。

ただ、このゲームモードは発色が控えめな分、目や脳など人体への影響も控えめになると考えられますので、そういったところが気になるのであれば、このモードを選択した方が良いかと思います。

ゲームモードの映像をデジカメで撮ったもの。コントラストと発色が抑え気味になっている。

映像の美しさならダイナミックモードだけど…

「LC-50U45」で発色が良いのは「ダイナミック（固定）」、その次が「ダイナミック」で、これらの映像モードにすれば発色が豊かでコントラストも高くなり、より美しいと感じる映像になりますが、今度は、テレビ内での映像処理が重くなり「遅延」が目立ってくるので、動きの速いゲームに向いていません。

ダイナミック系のモードは映像の視聴や、素早い反応を必要としないゲームに適しているモードだといえそうですね。

ダイナミック（固定）モード。この写真ではわかりにくいですが実際は結構コントラストが高く発色も派手です。

バランスの良い映像モードは？

ゲームモードにもダイナミックモードにも、それぞれ長所と短所があるのですが、実は最近になって「LC-50U45」には「遅延」と「映像の美しさ」をどちらも半分ずつ妥協できるという優れた映像モードが存在することを発見しました。

その映像モードは「ぴったりセレクト」です。

このモードはテレビが映像を判断して自動でテレビの設定をしてくれる手軽な映像モードですが、XBOX ONE X との相性はなかなか良く「遅延」と「映像の美しさ」のバランスがなかなか素晴らしいです。

実際にクルマ系のゲームをプレイしてみても、ゲームモードに比べて遅延がわずかに増すだけでマシンの操作には大きな影響が無く、しかも、フレームレートが高く（120スピードが有効になったから？）ツルツルと画面が動き、さらに発色も豊かになります。

特におすすめなのが、XBOX ONE X ENHANCED に対応したゲームで、映像モードをゲームモードから「ぴったりセレクト」に変えることで映像の美しさが何倍にも増します。

ベストマッチのぴったりセレクトモード。コントラストと発色がゲームモードとダイナミック（固定）モードの中間くらい。

まとめ

「ぴったりセレクト」を試すまでは、ゲームは「ゲームモードでプレイしなければならない」と思い込んでしまっていたのでこの発見には正直驚きました。

もし「このテレビの実力はこんなもんでしょう」と、このまま「ゲームモード」だけでゲームをしていたら、XBOX ONE X と4Kテレビが作り出す「映像の美しさ」を楽しむことはできなかったでしょう・・・。

「LC-50U45」には「ぴったりセレクト」「ダイナミック」「ダイナミック（固定）」「ゲームモード」の他にも、「標準」「映画」「PC」「フォト」といった映像モードが存在するので、いろいろと切り替えてみて、ぜひ自分の好みに合ったモードを見つけてください。

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