ハンコン「G920」のアクセルペダルが不調になったので自力で修理した結果・・・(後編)
後編
残念ですが、エアダスターだけでは不調が直らなかったので、さらに分解を続けることになりました・・・。_| ̄|○
今度は本体裏面の「黒いネジ」をアクセルペダルの部分だけ(4本)外します。
アクセルペダルのベースが外れました。
次に、ボリュームスイッチにつながっている信号ケーブル類を外します。
4本すべて外しました。
今度は、ペダルの入力を受け止めている軸を外します。
内部にはけっこう強めのバネが入っていました。ブレーキペダルの内部にはゴムのストッパーが入っているみたいですが、アクセルペダルの内部には入っていません。
同じように、アクセルペダルの手前の軸も外しますが、その前にアクセルペダルとボリュームスイッチの歯車のかみ合わせを確認しておきます。組み立てる時はボリュームスイッチの歯車が下に入るようにします。
いよいよアクセルペダルがベースから外れました。
次にアクセルペダルのベースからボリュームスイッチを取り外します。まずは、ボリュームスイッチの歯車を押さえているバネを外します。
ボリュームスイッチの歯車のバネは固くないので簡単に外れます。
次に、ボリュームスイッチの抜けを防止している金属製のストッパーを外します。このストッパーははめ込み式になっているので、返しのツメを少し曲げてやらないと外れません。
ストッパーは再利用するので曲げた返しのツメを少し戻しておきます。
ボリュームスイッチの歯車部品が外れました。
次に、アクセルペダルのベースからボリュームスイッチを外します。ボリュームスイッチは赤い矢印の金属ナットを緩めるだけで簡単に外れます。
ボリュームスイッチのネジ山はプラスチックなので、取り付け時のしめ過ぎには注意した方が良さそうです。
ボリュームスイッチを取り外して改めて確認すると、内部にある金属製の端子が基盤から微妙に浮いているのがわかりました。
さらに分解します。
ボリュームスイッチの金属カバーを外すためにツメを4カ所ドライバーなどで起こします。
カバーのツメを4か所起こしました。
これでようやく内部を確認することができます。
まずは基盤の確認です。金属端子が動いてこすれた跡はありますがすり減って基盤が露出している様子はありません。これならまだまだ使えそうです。
次に、金属端子の確認です。上側の端子が曲がっているように見えますが、これはボリュームスイッチを取り外す前に自分で曲げてしまったものです。最初から曲がっていたわけではありません。下側と同じように真っすぐでした。
接触不良にならないよう、金属端子をしっかりと起こします。
もうしばらくは修理をしたくないので、さらに、念入りに起こします。これなら大丈夫でしょう。
反対側のヒゲのような端子もしっかり起こします。
あとは、逆の手順で組み立てて修理完了です。
修理した結果
すこぶる快調です。まだ修理が終わってから数日しか経っていないので「完全復活」を宣言することはできませんが、とりえずは一度も不調になることもなく快調にドライブを楽しめていますので、しばらくは大丈夫でしょう。(^^ゞ
ドライブが再び快適になりました!
備考・その他
今回は、運よく不調の原因や修理方法がインターネットで見つかったので自力修理に踏み切りましたが、もしこれが自力での修理ができない部品の不調だったとしたら、輸入品ということもあり、少し面倒なことになったでしょう。
Amazonを利用すれば海外でしか販売されていない電気製品が気軽に購入できますが、万が一のことを考えれば、多少高くてもメーカー保証が付いて、しかも日本で修理ができる製品を選んでおいた方が良いかもしれませんね。
END