ハンコンにも弱点あり!「ハンドルコントローラー」のメリットとデメリット
ハンドルコントローラーを使い始めて約一ヶ月
ハンドルコントローラー「G920」を使い始めて約一ヶ月。まだまだ産毛が生えた程度の初心者ですが、手持ちのレースゲーム17本をプレイして感じたハンドルコントローラーのメリットとデメリットをいくつか挙げてみたいと思います。
<メリット>
① マシンの操縦性が高くなる
ハンドルコントローラーのメリットはいろいろありますが、最大のメリットは「マシンの操縦性が高くなる」ところにあると感じます。
コントローラーパッドの場合だと、どうしても左手親指の動きに微妙なブレが生じてしまうため、狙った走行ラインから外れたり、不意にマシンのバランスを崩すことが多かったのですが、ハンドルコントローラーの場合はそれがなく、しかも、両手でしっかりとハンドルを操作できるのでマシンの操縦性がとても高く、そのため、安定してタイムが上がります。
② コーナリングの限界速度を見つけやすい
これも大きなメリットです。パッドの場合はタイヤのグリップ状態を「マシンの挙動」と「タイヤの音」で判断していましたが、ハンドルコントローラーの場合は、この2つに加えて「ハンドルの重さ」からも判断できるようになるため、より高いコーナリングの限界速度を見つけやすくなります。
③ 左右の荷重がわかりやすい
ハンドルの重さで左右のタイヤへの荷重がわかるため、切り返しのタイミングがとりやすく、シケインやS字コーナーが走りやすくなります。また、高速走行時のライン変更も荷重を確かめながらできるので、荷重の移動で不意にバランスを崩すことがなくなります。
④ ミスをリカバリーしやすい
オーバースピードでフロントタイヤが滑ったり、アクセルを開けすぎてリヤタイヤが流れた場合でも、より直感的なハンドル操作でリカバリーができるため、パッドに比べるとスピンやコースアウトする確率が低くなります。(ただし、後方からマシンを見る視点は除きます)
⑤ 意外と体に良い
ハンドルコントローラーは両腕と両肩を頻繁に動かすのでそれなりに疲れますが、パッドのように筋肉が固まって「酷く首や肩がこる」ということはありません。しかも、左右の足もよく動かすのでプレイ中は体が温まってポカポカします。
おかげで、部屋にこもってゲームばかりしているベテランゲーマーの健康維持に大いに役立ってくれてます。
<デメリット>
① 後方からマシンを見下ろす視点はリカバリーが難しい
どのレースゲームにある「後方からマシンを見下ろす」というプレイ視点は、自分のマシンの周囲が見えるので他車との衝突を回避しやすい、景色が奥まで見渡せるのでコースを間違えることなく効率よく走れる・・・など、いろいろとメリットが多く選択する機会も多い視点です。
しかし、ハンドルコントローラー場合だと、画面全体の動きだけでなく、同時に画面の中でわずかに回転するマシンの動きにもハンドル操作を合わせなければならないため、かなり走り込んで慣れなければミスをした時のリカバリーが難しいです。
② 素早いレース復帰ができない
これは、特に「DiRT」シリーズをプレイしていて感じることですが、ハンドルコントローラーはパッドのような「素早い切り返し操作」ができないため、幅の狭いところでマシンが180度逆の方向を向いてしまうとなかなかレースに復帰することができません。
復帰を試みたものの結局「コース復帰」ボタンに頼ったり、致命的なタイムロスになってレースを1から「リスタート」してしまうことが多くなります。
③ ハンドル上のボタンが押しにくい
マシンが他車や壁に衝突したりスピンするとフォースフィードバックでハンドルが回転したりガタガタと揺れるので、ハンドル上のボタンが素早く押せなくなり「リワインド」するタイミングが遅れ気味になります。
備考・その他
今回のメリット・デメリットは以上のようになりましたが、今後、ハンドルコントローラーの使用期間が長くなるにつれて更にいろいろなことが分かってくると思いますので、その時はまた記事にしてみたいと思います。
END