FORZA MOTORSPORT 7 ~ オープンホイール・レジェンズのマシンは運転が難しい ~
オープンホイール・レジェンズのマシンとは?
FORZA MOTORSPORT 7 には「Open-Wheel Legends(オープンホイール・レジェンズ)」というディビジョングループに、1960年代に作られた古いレーシングカーが6台あります。
この古いレーシングカーはいわゆる「フォーミュラーカー」と呼ばれるマシンで、おおよそ以下のような特徴があるようです。
- オープンホイール(タイヤがむき出し)
- オープンコックピット(屋根や窓、ドアがない)
- シングルシーター(座席が一つ)
- リアミッドシップエンジン
- 車輪は4輪
- 後輪駆動
初期のころは、車輪が6輪だったり、前輪駆動のマシンがあったりといろいろ例外もあったようですが、近年では上の項目が基本的な規格となってフォーミュラーカーのレースは行われています。
ブラバム BT24
エンジンが強力でスピードが出る
見た目は少し古い感じですが、現在でいうところの「F1」に相当するマシンですから、エンジンはなかなか強力で予想以上にスピードが出ます。
試しに、24時間耐久レースで知られる「ル・マン」サーキットの長いストレートで最高速のテストをしたところ、なんと 330km/h をオーバーしてしまいました。
いくらフォーミュラーカーとはいっても、1960年代に作られたマシンが 330km/h を超えるなんてちょっと信じられない気もしますが、この時代に作られたマシンにはダウンフォースを得るためのウイング類が無く、ボディも空気抵抗を極力受けないように作られていたので最高速は高かったようです。
いずれにしても、ウイングやボディによるダウンフォースの無いマシンで 330km/h オーバーなんて想像しただけでもゾッとしますが・・・この時代のレースはまさに命がけだったようですね。
空気抵抗になるウイングがないスマートなボディ
グリップしない溝ありタイヤ
オープンホイール・レジェンズのマシンが装着しているタイヤは、古い時代に作られたものであることに加えて溝が大量に彫られているためグリップ性能が低く、ちょっとしたハンドル操作やアクセル・ブレーキ操作でマシンのバランスが崩れます。
TCS(トラクションコントロール)やSTM(横滑り防止装置)を効かせることで、ある程度マシンを安定させることができますが、そもそのもグリップがあまりにも低すぎるせいか、大きな効果がありません。
グリップしない溝ありタイヤ
曲がらない・止まらない・挙動不安定
ダウンフォースの無い軽量ボディに強力なエンジン、そして、グリップしない溝ありタイヤ・・・もう、これだけ条件がそろえばドライブが難しいマシンであることは間違いありません。
実際にドライブしてみるとわかると思いますが、アクセル操作がとてもシビアで、少しでもハンドルを切りながら加速や減速をすると、すぐにタイヤが滑り出してマシンが振られます。
また、コーナーでは「これでもか!」というほどスピードを落とさないと、スルスルとフロントタイヤが外に流れ出してコースアウトし、ストレートエンドの高速ブレーキングでは突然マシンが横を向いたり、ちょっと縁石に乗っただけでマシンのバランスが崩れてスピンが始まったりします。
オープンホイール・レジェンズのマシンは「タイヤの滑りとの戦い」そんな言葉がぴったりかもしれません。
ミッドシップレイアウト車は一度スピンが始まると修正が難しい
安全に速く走るためのドライブ方法は?
オープンホイール・レジェンズのマシンを速く走らせるには、タイヤの滑りによるタイムロスを極力減らさなければなりませんが、以下のポイントを抑えることができればある程度のレベルの速さでマシンを走らせることができると思います。
- フル加速は必ずハンドルがセンター位置に戻ってからに
- フルブレーキングもハンドルがセンター位置にあるときに
- コーナーリング中はアクセル操作をより慎重に
- 1速高いギアを使ってホイルスピンを回避する
- タイヤを縁石に乗せない
- コックピット視点でプレイする
コックピット視点はマシンの挙動変化に対応しやすい
まとめ
オープンホイール・レジェンズのマシンは確かに操縦が難しいのですが、この気難しいマシンを乗りこなせるようになると、それまで難しいと思ってた他のマシンの操縦がとても楽になりますので、ぜひ一度、このディビジョンのマシンでトレーニングすることをおすすめします。
END